なぜはてなブログが良いのか?「言及」と「批判」について考えたいと思う
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こんにちは!あきばはら(@tsurare01)です。
今回はブロガー向け(主にはてなブロガー向け)の記事です。今日のお題は「言及」と「批判」について考えていきたいと思います。
言及についてまとめたいな。
— B型の思考実験 (@tsurare01) 2016年3月3日
まとめました。長かった……。
はてなブログでブログを始めてからもうすぐ2ヶ月が過ぎようとしています。やってみた結果、はてなブログって交流が盛んでめっちゃ面白いです。2ヶ月という短い期間ではありますが、自分なりにわかってきたこともあるので、まとめたいと思います。
これからはてなブログでやってみようという方にとって参考になれば幸いです。
Wordpressでブログを始めるか迷ってる方はぜひ、はてなブログをおすすめします。というポジショントークから入るわけですが、いろいろメリット・デメリットはあると思うんですよね。
その中でも恐れ多い「言及」と「批判」が今回のテーマというわけでして。書く前から戦々恐々としております。
特に始めたばかりの頃は、言及なんてこわいですよね。なんて書かれているのか気になって、万が一批判されたりしたら一日落ち込んだりするものです。
記事を削除するくらいならまだしも、次から記事を書くのが億劫になって更新停止まで追い込まれたり。自分の意見を発信するのが怖くなってしまうんですよね。
でも、はっきり言っておきたいことは「言及」を怖がってたら、損です。
ブログの楽しさを半分以上犠牲にしているといっても過言ではないくらい。
それを書きたくて、記事にしてみました。ベテランブロガーの方にとっては今更かもしれませんし、「そうじゃねーよ」という話なのかもしれませんが、「言及」や「批判」に悩むブロガーの人にとって励みになれば幸いです。
ちょっと長いので目次をペタっ
- 「言及」の意義
- 誰のための「言及」なのか
- 肯定する「言及」と批判する「言及」
- 言及するなら直リンクするべき
- はてなブログは言及しやすくされやすい場所
- 「言及」よりも意見が多いブックマークのコメント
- さいごに
「言及」の意義
「言及」ってなんかこわいし、やりたくないしされたくない。個人的なブログなので好き勝手言われたくない。知らない人なのに、いきなりなんでそんなこと言ってくるの?
そんなこと考えたことはありませんか?
もしかしたら「ブログ」を誤解しているのかもしれません。
書くきっかけになったのはこちらの記事。
しかしどうもこの「言及」というものに、最近は意義を見いだせない。例えばAさんの記事を見てそのジャンルで自分も書きたいことが具体的に思い浮かんだとしよう。そのことについて「Aさんのこの記事を参考に!」ってAさんに伝えることって、何か意味があるのだろうか?例えばその後の記事作成工程において「Aさんの記事のこの部分ですが・・・」という風に具体的に部分引用してコンテンツ制作を進めていくのであればまだわかるのだが、以後に自分の考えを書き記すのにAさんの記事紹介というのは果たして必要なのだろうか。
俺はそうは思わない、だってほとんどのコンテンツは自分の言葉で書き記しているわけだし、Aさんに了解を得なければ書ける記事でもなかろう。誰かの名前を出さなくとも自分の文章だけで勝負しても全然いいのである。
この「言及」ということの意義について掘り下げたいというお話です。
誰のための「言及」なのか
「自分の文章で勝負する記事」への言及で申し訳ないというか、敢えてやってます。すいません。自分の文章だけで勝負するのも、ひとつの書き方ではあると思います。ただ「言及」は誰のためなのかを考えると意義はあるのかなって思っています。
読者は突然やってくる
この文章もウェブに公開されているものですから、Googleから検索でやってくる人もいるかと思います。ざっと想定される読者像を考えてみたいと思います。
- 当ブログのファン・定期購読者
- はてなブログ、はてなブックマークから流れてきた人
- はてなブログで「言及」ってよく聞くけどよくわからないから「はてなブログ 言及」で検索してやってきたブロガー
- ツイッターでTLで流れてたからなんとなく開いてみたブログ好きな人
- なにかの偶然が重なってたまたま行き着いた人々
このくらいの人がこの記事を読んでいるのかもしれません。読まないかもしれませんが読んでいると仮定して話していきたいと思います。この例で言えば下の人ほど、書いていることは伝わりにくいと考えられます。
壊れるほど語っても、3分の1も伝わらない
「今日はおにぎりを食べてきた。とても美味しかった。」というテーマで記事を書くのであれば、言及は必要ないのかもしれません。おいしいおにぎりの話なので。
しかし言及することで、なぜ自分はおにぎりを食べようと思ったのか、共感して欲しい場合はきっかけとなった記事や美味しそうな様子を引用し、読者もその想いを共感することができます。この例だと言及することでプロローグを知ることが出来るんですね。
はてなブログの場合は記事を書いた本人にも「言及されました」という通知が入るので、知らせることができますが、本人に伝えるのがメインではないと考えています。あくまでも読者に伝えるためのコンテクストとしての役割で考えるといいのではないでしょうか。
コンテクストとしての「言及」
この言及させて頂いたブログをよく拝見させて頂いていますが、この記事を書くことになったきっかけに冒頭の言及がなければ、なぜこの記事を書いたのか読んでいるあなたには伝わりませんよね。いつもネットの話とかアニメの話を書いてるのになぜいきなり「言及」について書くのかと。
この記事自体、自分に向けて書いた記事でもなく、言及元のid:pojihiguma氏に書いているわけでもなく、今読んでるあなたに向けて書いています。なぜ書こうと思ったのか、なぜそういう思考になったのかまで、前後関係をはっきりさせることで少しでも伝えたいという想いがあります。
肯定する「言及」と批判する「言及」
言及された先で「私もこう思います。」「同感です。」「素晴らしいと思います。」と言及されたら嬉しいですよね。
もし言及した著者へのメッセージであればそれも構いませんが、同意したい想いを著者へ伝えたいだけなら「コメントでもいいじゃない」とも思うわけで、言及を踏まえて自分の考え方を読者に伝えたいから記事となります。
記事は全て肯定されるとは限らない
「言及」というのは一部引用したいフレーズ、共感した部分、理解しやすいような具体例として利用されますが、肯定、否定で別けられるものではありません。「半分くらい納得したけどちょっと違う見方もあるんじゃない?たとえば…」という記事もあるわけですね。つまりこの記事とかそうなります。
批判はなぜ行われるのか
ツッコミどころが満載の記事や狙って書いてる記事もありますが、自分が正しいと思って書いた記事でも批判されることってありますよね。
批判する声は目立ちやすく実際の数より多く見えるものです。記事を読む人の数だけ受け取り方があり、それに対しての感想がありますよね。概ねの人が納得できる記事であっても、1万人が読めば10人くらいは批判する人がいるものです。
そして納得した場合はそのままページを閉じますが、意義を唱えたい場合に多くの人はコメントしたり、言及したりするものです。一定の人に読まれれば必ず批判は起こります。
人格否定は泥沼でしかない
とはいっても、誹謗中傷や人格否定まで行くと話は別ですよね。過去を洗い出したり、有る事無い事吹聴したりされると話は変わります。そのままはてな運営に投げればいいだけの話ではありますが、一応。
こういうことが行われる場合は、明らかに自分に非がある内容(虚偽の情報の発信や犯罪に近いもの)か、頭のおかしい人に愛されてるかのどちらかでしょう。
ぼくもいきなり「○ね!」みたいなコメント貰ったりします。いきなりアクセスが増えたりすることがあると、それまで見たことないようなコメントもあったりします。そういった場合は辛いかもしれませんが、内容をよく読んで批判と誹謗中傷の違いを見分けるようにしましょう。
真に受けて、もしくは開き直って反論したりこちらも誹謗中傷するようでは泥沼になります。そういった場合は疲れるだけで何のメリットもありませんので、非があれば謝罪する、非がなければ無視していいかと思います。
「言及」を恐れない
そもそも批判されるということは、それだけ多くの人に読まれるようになったということで喜ばしいことだと思います。個人の意見や主張、情報を発信したいブログで自分の記事を読んで、それに対しての反応までしてくれるんですよ。とても嬉しいことだと思いませんか。
読んでて不快になるだけのようなブログは読みたいとも思いませんし、コメントすら残しません。炎上狙いの記事であってもツッコミどころがなければスルーします。面白そうなら乗っかりますけど、煽るだけで中身がない記事は反応するだけ無駄だと思います。
つまり、批判も含めて「言及」されるものには何かしらの魅力があるんだと思えばいいのではないでしょうか。
言及するなら直リンクするべき
ネット上では、批判するときに直リンクを貼ったら負けだという風潮があります。叩きたいだけなら直リンクを貼るべきではありませんし、このあたりについて少々書きたいと思います。
気になったのはこちらの記事。
ちょっと前の話ですが、議論になっていたようですね。ぼくは「言及するならリンクを貼るべき」派です。
そんなピンからキリまで炎上ネタはあるけど、このはてなブログというサービスは不思議なもので、わざわざ相手のブログをリンクして文句タラタラ書く輩が多数存在するのだ。
お前はアホか?
ちょっと過激な煽りが入ってますが、言及されることが好きじゃない人もいます。(言及してすいません。)一方で言及するのが好きな人もいるわけで、ネットに公開されている以上、その記事は自分だけのものではないんですよね。いつでも言及される可能性があります。
この話題については、はてなではちょっと前に議論されてた話のようですが、知らない人も多いと思うので書いてます。「またかよ。」て方ももちろんいるとは思いますが、スルー推奨ってことで。
▼一連の流れを追いたい方はこちらをどうぞ。
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
直リンクは被リンクとアクセスを送る
ただの晒し叩きや炎上に乗っかることの無意味さについては、こちらの記事が参考になります。
一部、引用させていただきます。
SEOの観点から考えてみても、その被リンク先の評価がポジティブなものなのか、はたまたネガティブなものなのかは残念ながらGoogle(検索エンジン)は、まだ正確には評価が出来ません。
「人に薦めたくないコンテンツ」なのに、「自然な被リンクが集まっている」という検索評価の理論によって、そのコンテンツが検索上位に来るきっかけをあなたが与えていることにもなるのです。
直リンクを貼るのは相手にプラスにしかならないんですよね。メンタル面を除けば。批判記事を書くと直リンクしたら負け、反応したら負けというのはこのことを指しています。
「言及」するなら直リンク
それでも「言及」するなら直リンクを貼るべきだとぼくは考えています。そもそも反応したいわけですし、意見と一緒にアクセスも被リンクも送りましょう。先日当ブログの記事が批判された時も全部直リンクで貼りまくっているわけですが、貼って貼られて議論するのもまたブログの楽しさだと思うので、「意見があるならリンク貼るべき」ってぼくは思います。叩きたいだけなら魚拓とって匿名掲示板やればいいのではないかな、と。
引きづり降ろしたいわけではない
批判されると、自分自身が糾弾されているような気分になり、ネットが怖くなったりするかもしれませんが、ほとんどの場合において、記事の内容を指摘するもので著者本人を傷つけるものではありません。
「引きづりおろそうとしている」という意見もあったりしますが、批判と非難の区別をつけるようにしたいですね。ネットでも本当の陰口というのは匿名で行われるもので、ブログ同士で飛び交う言葉は何らかの指摘や意図があって行われています。
はてなブログは言及しやすくされやすい場所
はてなブログ同士では相手の記事にリンクした場合、相手に「言及されました。」という通知が入るシステムになっています。このシステムのお陰なのか、言及に気付きやすく、また言及されやすい場所になっています。
そして、上記の通り「言及」は全て肯定とは限りません。はてなブログでブログを始めるときは特に批判されることを前提に考えていたほうがいいでしょう。そもそも批判されるようなことを書かないのも選択肢のひとつではありますが。
言及で談論する楽しさ
いきなり言及されるということと同じように、こちらも言及していいのがブログであり、ブログの楽しさでもあります。批判をされたくなければフェイスブックで特定の非公開フループでやればいい話でして、ブログには意見と意見を交換しあう楽しさがあります。
せっかくブログで自分の体験、想い、価値観を発信しているのですから、言及も批判も通して、交流を楽しんでみてはいかがでしょうか。
好きの反対は「無関心」
よく聞くフレーズですが、好きの反対は無関心という言葉はブログにおいてもよく当てはまります。アンチな意見が書かれたら脊髄反射的に反応してしまう人も中には居ますが、ほとんどの場合よほど言いたいことがない限りスルーされるでしょう。
読者が多くなればなるほど影響も大きくなりますので、些細なことでも批判されるようになります。批判であっても興味を持ってくれてることに感謝したいものですよね。
「はてな村」と「互助会」の違い
はてなブログではよく聞く言葉として、「はてな村」や「互助会」という言葉があります。いずれも「言及」されやすいということで、最初は同じようなものかと考えていました。ちょっと違うようなので書き留めておきたいと思います。「互助会」や「はてな村」と聞いたら、こういうイメージなのかなと考えています。
互助会
批判は行われにくい。賛同するグループで、ブックマークを付け合う習慣がある。
はてな村
批判が飛び交う。叩き叩かれ、議論が活発化するので注目されると自然とブックマークが付く。
ざっくりとしたイメージですが、間違い等あればご指摘ください。
「言及」よりも意見が多いブックマークのコメント
言及と同じように意見される機会が多いのは、はてなブックマークのコメント(通称ブコメ)ですよね。これは好意的な感想も多いですが、多くの人の目に触れる記事の場合、辛辣なコメントを頂くこともあります。
読者層が生み出す批判コメント
はてなの歴史は古く、はてなダイアリーは2003年の1月にベータリリースされました。その頃のユーザーもいますし、利用者の中には今のネット社会を築き上げてきた人たちも多く含まれています。技術力、文章力に優れたユーザーも多く、批判の仕方も適切で鋭いものが多いのが特徴です。
ホットエントリーには新規ブロガーのブログが多く掲載される傾向が強いようですが、アノニマスダイアリー(匿名日記:通称「増田」)もよく掲載され、良くも悪くも人の関心を強くを惹きつける文章が見られます。
先日大きくバズを起こして国会の議論にまで持ち込まれた「保育園落ちた日本死ね!!!」も、このはてな匿名ダイアリーで書かれました。
「保育園落ちた日本死ね」ネットとテレビで響きあい国会に届いた"絶望"(境治) - 個人 - Yahoo!ニュース
こうしたインターネットをよく知るユーザーに支えられ、現在のはてなブログは成り立っており、ブロガーのみならず、コメントを残すブックマーカーにも従来のユーザーの方が多く居ます。
こういった古参ユーザーのコメントには、突き刺さるような強烈なコメントや鋭い視点で書かれているものが多く、やまもといちろう氏に絡んでいたキッズたちとは一線を画すものとなっています。
強烈なコメントのid:xevra氏
はてなブログで強烈なコメントといえばこの方を思い浮かべる人が多いのかもしれません。恐らくはてなを代表するブックマーカーといえばこの方ではないでしょうか。当ブログにも何度か鋭いコメントを残して頂いています。
イケダハヤトが構って欲しそうにこちらを見ている。 - Enter101
いやいやサイバーゴキブリはnoteで順調にバカ騙して金に替えているからそんなに落ちぶれてないだろ。人間の1割が頭の弱いバカだとしたらネットには100万人規模のバカが居る。この100万にフォーカスしてるゴキブリは正解
2016/03/02 12:40
ブログに慣れていないうちにコメントを頂くと泣きそうになる人も多いと思いますので、記しておきたいと思います。
▼もしコメントを頂いたら泣き出す前に見て頂きたい記事はこちら
隠れファンが多いid:xevraさん。刺さるコメントが素敵過ぎます。(Mではありません。)ぼくはまだ大脳は壊れてません、たぶん。
批判コメントの見分け方
炎上や批判されやすい記事の場合、他のコメントに賛同するようにただのネガティブなコメントを残す人も居ますが、よく見ると的確な指摘だったり、ただの口癖だったりします。
ただのネガコメなのか、指摘なのか見分ける場合にはブックマークを残した方が他の記事につけたブックマークコメントを覗いてみるのもいいかもしれません。
さいごに
というわけで長々と書きましたが、「言及」という行為ははてなブログでは日常的に行われており、肯定も批判も同じように行われています。批判ばかりされるのであれば、ちょっと記事の書き方など考えてみた方がいいのかもしれません。
あと「言及」と「批判」に過剰反応するのもあまり良くないかも。この記事についても、ぜひあなたなりの意見で「言及」してみて貰えたら嬉しいです。楽しいブログライフを!
それではっ!
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— B型の思考実験 (@tsurare01) 2016年2月27日
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