炎上ブロガーと批判者はwin-winにはならないから一方的に斬り捨てられる
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はてな向けの記事です。
ゴールデンウィークももう終わりとか切ない。さっそくの5月病ですよ。
忙しい周を乗り越えたら週明けに風邪を引くのと同じように、楽しい時間が過ぎたらやる気が出なくなるのは困ったものです。
ゴールデンウィーク過ぎたら、次は母の日ですね。なにか母にプレゼント買ってあげないとなーって思ってたら、KindleFireが3,980円になってました。
Fire タブレット 8GB、ブラック 5/8まで(プライム会員のみ)
やばい、これ安過ぎ。
KindleFireはスピーカーがモノラルなので動画再生には向いてないそうですが、KindlePaperと違ってカラーで読めるようになるし、この際モノラルスピーカーでも構わないからポチろうかと悩みながら、いつものようにはてな巡回してたところ、こんな記事を拝見しました。
炎上ブロガーと批判者はWin-Winの関係になり得るという話。
意識や狙いとは無関係に、メディア言説空間の構造上の問題として、炎上ブロガーと批判者の双方がメリットを獲得し得る状況というのはあって、そのときは“両者がともに勝利する”状況は避けがたい。
炎上ブロガーと批判者はWin-Winの関係なのか
うーん、いやいや、炎上ブロガーは批判されてもWin-Winの関係には成り得ないと思いますよ。
はてな歴の浅い新参ブロガーの戯言かもしれませんが、ここは言及させて頂きたいと思います。
ここでid:p_shirokumaさんが言っていることは、炎上ブロガーは有力な批判を受けることで、注目を集め信者獲得や信者結束のチャンスが得られるというもの。他にもメリットとしては、被リンクを送ることとそれに答えることで相互リンクが形成されることなどにもメリットはありそうです。
実際に多少のメリットはあるものの、批判される側としては得るものよりも失うものの方が多いではないでしょうか。
人の噂は七十五日だけどブログの記事はずっと残る
一度や二度のブックマークでのコメントならまだしも、炎上を批判されるとそれは全てブログの記事として残ります。そしてそれは批判者がブログを辞めるまで延々と残り続けます。批判者が強力であればあるほどその影響力は強くなります。
例として上げさせて頂きますが、こちらの記事を読みました。
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
まず第一にこの言及先の記事は燃えてはいません。
ですが、雑な煽りで炎上を繰り返すだけの方との事。ある程度のレベルに達すると燃える前にツッコミが入る模様。
それから言及先の記事もある程度読みましたが、かなり詳細にこれまでの記事がまとめられていました。この記事を読んだ方は先の記事を「この人は炎上ブロガーなのか」とバイアスをかけて読むことでしょう。
炎上で得られるPVは一瞬ですが、悪い評判というのは簡単に消えるものではありません。炎上を繰り返し、批判される度にその出来事はブログ上に残り続けます。
批判者は炎上ブロガーの寿命を加速させる
批判者が炎上ブロガーを批判すると言う行為は、団扇で扇ぐようなものと考えられます。燃料を追加するのは常に炎上ブロガーであって、批判者は一方的に扇ぎます。すると一時的に勢いよく燃えあがりますが、燃料が無くなると後に残るのは燃えカスだけになります。
燃えカスだけというのは次の状態です。
こうなると、まず燃えなくなります。燃えるゴミから燃えないゴミへと変わるんですね。
つまり、炎上してもコンスタントにPVを稼ぎ続けられる人というのは、信者を獲得できるブロガー、そして常に炎上よりも大きい規模で読者との信頼関係を構築出来る方に限られます。
某著名ブロガーの場合
炎上ブロガーで名の知れた某著名ブロガーもGoogleで名前検索すると、1ページ目にこれらの記事がインデックスされています。
イケダハヤトさんはとても攻撃的で誹謗中傷を繰り返すだけの人でした - 踊るバイエイターの敗者復活戦
「イケダハヤトの収支を分析してみたら、年間所得は推定560万ぐらいだった」なぜ彼は年商を語りたがるのか? - さようなら、憂鬱な木曜日
炎上マーケティングばかりしているから、イケダハヤトの家を燃やしに行った話 | 菊池良の「やってみた」
そのまま10ページまで批判記事が多めにインデックスされているんですよね。これだけの記事が集まると著名ブロガーであっても「あぁ、また炎上狙いか」というリアクションでほぼ燃えなくなります。狼少年みたい。
この方の場合は露骨な煽り方が飽きられ、あまりにブックマークが付かなくなりはてなブックマークを外したようですが、これは炎上系ブロガーにはよく見られる現象のようです。
批判を受けるような記事ばかり書いていると燻ぶるようなボヤを起こし続けても、批判の声は徐々に高まっていきますが、批判者の存在はこれを一気に加速させます。
批判者の存在は、炎上ブロガーの寿命を短くすることは出来ても、ほとんど貢献はしていないのではないでしょうか。
批判者は常にWinなのか
一方で批判する側はメリットを享受できるのでしょうか。
批判することでメリットを得るというのは簡単ではないでしょう。通常、批判記事というのはあまり注目を集めないものですが、炎上ブロガーの批判者として取り上げられている方はどれも深い調査と考察、鋭い切れ味を持った方々であり、文章や構成についても拡散されるに値するものが多いように感じます。
これらを題材に扱うブログは炎上ブロガーを題材に取り上げただけであり、他の記事を書いても純粋にバズを起こしたり読者を集めることができるブログだと言えます。
批判記事の練習台として、初心者ブロガーがまず殴っていく某著名ブロガーへの言及記事は、ほとんど注目されることなくネットに埋もれていくところを見ても、批判記事で注目を集めることはとても簡単ではないことが伺えます。
つまり、批判者はメリットを享受してるというよりは、「またつまらぬ物を斬ってしまった」という感じではないかと。
炎上ブロガーと批判者はプロレスというよりは、MMORPGでいうところのPK*1とPKK*2のようなもの。PKに喜びを見出すと、安全圏の村で一方的に斬られます。かなりの高レベルの強者が猛々しくフランキスカを投げてくるので要注意。
ブログ始めたばかりで炎上の魅力に取りつかれる人や、炎上をバズと言い換えるメソッドなんかも流行ったりしてるようだけど、炎上言及はイエローカードみたいなものです。必要以上に気に病む必要はないけれど、次からは炎上しないようにマジで気をつけましょう。
それではっ!
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