炎上だけなら猿でもできる。ブログにとってPVや収益よりも大切なこと
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ブログを初めてしばらくですが、色んなブログを読むようになりました。
ブログを書いていると不思議とブログを読む機会も増えます。
言及していただいたり、批判されたり絶賛されたり色んなご意見も頂き、「どんな人がこのコメント書いてくれたんだろう」と気になって読みに行けば、またそこにも気になるコメントがあり、追いかけて行けばキリがないくらい膨大な数のブログに出会います。
ブログを書いている人は、たくさんのブログを読んでいることも多いのではないでしょうか。このブログの読者もブロガーが多いのかもしれません。いや、むしろほとんどかも。
今回はそんな良く読むブログについて最近思うことを書きたいと思います。
炎上系ブロガーって何を目指しているんだろう
昔からなのか最近の話なのかはわかりませんが、ブログの中には生活の知恵や考え方などとても参考になるブログも多い一方で、ごく一部にはあまり賛同できないようなブログも存在しています。でもそんなブログの方が多くのアクセスやコメントを集めていたりするんですね。俗に言う「炎上ブログ」というものかもしれません。
炎上というと、サーバーが落ちるくらいアクセス過多になり、批判コメントが殺到するようなものを想像しがちですが、けっこう小規模なものでも炎上というようです。こういった炎上を故意におこそうとしているブログが散見されます。
こうして起こした炎上は、アクセスを集めますが同時に批判コメントも集まりやすく、読んでてあまり気持ちの良いものではありません。これをオピニオン記事と呼ぶ人もいますが、似て非なるものです。
オピニオンの語源が"opinion"から来ているのであれば、もはやスレンダー記事とでも呼んだ方がいいのでしょうか。語源は"slander"(中傷、悪口)ですね、もちろん。
自分で「賛否両論を生むオピニオン記事」とか言っちゃう記事は、大体これに当てはまるかと思います。
過激な言葉や下品な言葉で、読む人の気持ちをざらっとさせて、何か一言リアクションせずにはいられないような、読者を嫌な気持ちにさせることを目的とした内容の記事は、到底オピニオンとは言えないと思います。
最近では多くの著名なブロガーの中でも見られる種類の記事ですが、膨大なアクセスを集める半面、内容が雑で粗悪なものも多く、なんだかどんどんブログというものが週刊誌化しているなって気がしています。
『実話BUNKAタブー』、今月の炎上案件。頭が腐った女子! pic.twitter.com/XQ9EWdel6P
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2016年2月15日
なんかもうこんなイメージ。
オピニオン記事は面白い
本来のオピニオン記事というのはとてもおもしろいものです。正論というか自分の主張をズバッと言い切った記事は見てて気持ちがいい。賛同できる内容にしろそうでない内容にしろ、議論する楽しさを教えてくれます。
最近読んだオピニオン記事を紹介したいと思います。
言いたいことズバッと言ってる記事が読んでてすごい面白いなって思って、ファンになりました。これ書いているのが中学生というのが正直びっくりしました。たぶん元記事読んで頭にきたんでしょうね。
個人的には卒業式に関して軍国主義だとか差別だとかそこまで思いませんし、むしろ良い思い出くらいしかありません。第2ボタンを貰うイベントくらいの認識で、無くなるのは寂しいなってくらいです。著者の書いていることは最もだと思いますし、人によっては反論もあるでしょう。しかし、考える機会をくれる点ではとても良い記事だと思います。
文章はとても読みやすく、気持ちもストレートに伝わってきたので他の記事も読みました。主張ははっきりしてるのに汚い言葉がほとんどないことがとても素晴らしいです。最近汚い言葉を見ることが多いので、ぼく自身毒されているのかもしれない。
読んでいるものに影響される
本は心の栄養とは言いますが、文章も栄養となるように感じます。
最近のブロガーのブログを読んでいると、なんだか匿名掲示板を読んでいる気分になるような暴言や誹謗中傷の言葉が目立つんですよね。はてなブログで日常を綴っている方々はそんなことないんですけど、お金の稼ぎ方を教えてやる的なブロガーさん達は特にそんな感じです。
要するにジャンクフード。
本人は炎上されたり批判されたりしてでもアクセスが欲しいのかもしれませんが、ブログというおもしろいコンテンツがどんどん低俗なものになっていくようで残念な気持ちになります。ぼく自身ブログをはじめて間もないので「元々そういうものだよ」って言われたらなんとも言えませんが。
例え100万PVになってもこういう記事は書きたくないなーって思いますけど、そうでもないんでしょうか。
お金は人を狂わせます。ブログで生活するってキラキラと語っていた人がウ○コとかバ○って連呼するようになるくらいには。普通の感覚なら、もしそれでアクセスが伸びるのであっても汚い言葉はあんまり使いたくないなって思いますけど。たぶん麻痺してるんでしょうね。
たくさんのブログを読む中で、参考にさせてもらったり、真似させてもらうことも多いですが、やっぱり俗っぽいこと言ってアクセスが伸びてる記事は読んでいても、どんどん下衆スパイラルに陥ってしまうんじゃないかなと感じてしまいます。
これからは低俗な煽り文句が書かれているブログは避けて、できるだけ書籍を読む時間に割きたいと思います。note?知らない子ですね。
さいごに
結局のところ、小学生の悪口のような文面のブログであっても、イラっとする内容であればコメントも集めますしアクセスも伸びます。手っとり早くアクセスを稼ぎたいのであれば、炎上させるのが一番近道なのかもしれません。でも、それだけ多くのアクセスを集めて本当に読んでもらいたい文章なのでしょうか。
1記事1分で読める内容であっても1万人が読めば1万分=166時間分の人の時間を奪っていることになります。本来であれば多くの人が経済ニュースなど読んでたかもしれない時間を、承認欲求とマネタイズ意識で満たされた広告ばかりの炎上記事で浪費させるのはいかがなものかと思うんですよね。
本当に言いたい意見であれば炎上させてでも伝えたい想いがあるのかもしれませんが、「炎上を狙え」的な思考であればそのブログって何のために存在してるんだろう。
この記事とか読みながら「うんうん」頷いていました。この記事は炎上について特に触れていないんですけど、興味ある人の雑記っておもしろい。
アクセスが伸びなくても、多くのシェアはされなくても、ほのぼのとした日常を綴っているブログの方がぼくは読みたいです。
それではっ!