タバコを吸う喫煙者はメディアに踊らされた被害者だから叩くのはやめて欲しい。
スポンサーリンク
こんにちは!あきばはら(@tsurare01)です。
今回は健康とかなんかその辺のはなし。タバコに関する話題についてつらつらと。
タバコってなんで吸うの?馬鹿なの?死ぬの?ってよく言われていますが、タバコを吸う人ってタバコをやめられない人なんですよ。要はタバコを吸いたい人じゃないってこと。
タバコを止められるならやめたいけど、止められないからやめてないって人がほとんどだと思います。先日読んだ記事がこちらです。
この記事が喫煙者を叩いてるというワケではありませんが、喫煙者について考えたいなと思って書いたキッカケの記事。
ちなみにぼくは喫煙者です。
これだけタバコに対する批判が相次ぐ中で、もはや絶滅危惧種といってもいいでしょう。「早く絶滅してしまえ」なんて言わないで。
タバコを止めない理由について
まず止めない理由はニコチン中毒です。タバコを吸う人は中毒であり患者です。これについては否定の余地なく、殆どの人が中毒症状を起こしています。止めたいという意志より中毒症状の方が強いために止められません。
タバコを吸い続けるストレスが、止めることに対するストレスよりも上回った人だけが止めることができます。「止めないと離婚される」、「会社の敷地内が全面禁止された」など止めざるを得ない状況に追い込まれない限り、多くの人は止めることが出来ません。
「最近ではタバコを吸い続ける方がストレスに感じる機会が多くなった。」タバコを止める人が多いのはただそれだけの理由です。
タバコは命を縮めると言われても、縮まっていることを自ら悟らない限り止めません。身内や自分がガンになったり、喘息がひどくなったり、自分で自分で自分の命が縮まっている実感が沸かないかぎり止めるのはとても難しいものです。
なにせ薬物中毒ですから。
タバコを吸う理由について
ではなぜ吸い始めるのかという疑問。記事に対する答えとして、タバコを吸い始める理由について答えたいと思います。メリットになるかどうかすら疑問ですが、人によってはメリットですよということで。
憧れる主人公が吸ってたから
これはタイトルのことそのままですが、昔はテレビドラマにアニメや映画、至るところでタバコを吸っているキャラが登場していました。今で言えばオラオラ系や少し影のあるようなキャラは大体タバコを吸っていたものです。
ジブリでも「紅の豚」の主人公マルコ・パゴットがタバコを吸うシーンがあったり、ワンピースで言えばサンジ、クロコダイル、スモーカーなど多くのキャラが喫煙者として登場します。
ルパンに至っては、ルパンに次元、銭形。アニメではほとんど登場しませんが、不二子も喫煙者です。
出典:峰不二子の吸う煙草はMOREメンソール : ルパン三世初期設定などマニアなネタ寄せ集め(おおすみ 正秋氏のコメントも) - NAVER まとめ
最近ではジブリ作品の「風立ちぬ」では、喫煙シーンが問題視されたり、海外版ワンピースではサンジのタバコがチュッパチャップスになったりと規制の対象として見られがちですが、昔はホントにタバコが登場する作品が数多くありました。
作品に思い入れのある人は少なからず影響があるもので、好きな登場人物が好んでたものを気がついたら吸っていたという人も多いのではないでしょうか。
「悪いこと=かっこいい」の価値観
これは思春期の少年達がタバコを吸い始める動機としては、最も多いところです。「キラキラ光る爽やかな汗、健全なスポーツライフを」みたいなことが鬱陶しく感じるキッズ達の多くは非行に走りがちです。
ゲーセン、パチンコ、麻雀、クラブ、そして同年代の異性と遊ぶのが楽しくて仕方ない時期。こういった環境の中で特に人気のある嗜好品は酒とタバコ。未成年がタバコに手を出すのは、入手難度が低い上に中毒性のある薬物に極めて近い嗜好品だからです。
もっと危ない橋を渡る少年達は、シンナーや脱法ハーブ、危険ドラッグからガチの薬物まで手を出す子も居ますが、入手難度の高さと一度踏み込むとなかなか普通の暮らしには戻れない世界なので、お酒やタバコで満足する人が多いのかもしれません。
とても褒められることではありませんが、それでもタバコで満足して踏みとどまれるのは、ある意味メリットなのかも。
タバコを吸う人同士で仲良くなれる
これは喫煙者が口を揃えていうセリフで、聞いたことある人も多いと思います。
普段会話することが全く無くても、「タバコを吸う」という共通の価値観で仲間意識が生まれることは多くあります。特にメディアの喫煙者批判が強くなってからは、喫煙者自体が減ったことにより、以前にも増して親しく感じ易くなったと言ってもいいでしょう。
特に会社の直属の上司や、社長や部長など企業トップが喫煙者であった場合はメリットになります。タバコを吸わなければ存在すら気付かれない新人でも、喫煙所で交わす雑談から目にかけて貰えることも少なくありません。
逆に社長や部長、直属の上司が禁煙した場合は直ちに止めた方が評価されます。これも元々吸わない人よりも、同じ禁煙する厳しさを味わったもの同士が分かち合える仲間意識のようなものが存在します。
ですが、これらのメリットは年々小さくなる一方です。
メディアの露出も減少し、タバコ=ダサいというイメージも定着してきていますし、禁煙を目標に掲げている企業も多くなってきています。30年後には喫煙者はほとんど居ない珍しい存在なのかもしれません。
もしかしたら違法薬物として規制されているかも。
喫煙者はメディアに踊らされた人たち
今でこそ信じられないかもしれませんが、昔はタバコのCMがガンガン流れてドラマでもタバコを吸うシーンがないことの方が少ないくらいでした。一流のアーティストやロックバンドでも、タバコを吸う人が多かったように思います。
今では首都圏はもちろん、大都市のほとんどで路上喫煙は禁止されていますが、昔は路上どころかどこでもタバコを吸えていました。まさに喫煙者天国の時代です。飛行機の機内、高速バスなど公共交通機関、病院の病室でも喫煙可能なところがありました。
大人が居るところはタバコの匂いがするところと言えるくらい、街中至る場所で喫煙が出来て、喫煙者がどこにでもいることが当たり前だった時代。いまでもタバコを吸う人はこの時代の人が最も多いのです。
そんな時代があったからこそ喫煙者は多く存在し、そして今もタバコを止めることが出来ずに苦しんでいる人が居ます。
タバコの健康被害について研究が進みメディアが批判を繰り返すたびに、タバコを吸う人はまるで病原菌のように扱われていますが、今の時代に生まれていたら喫煙していなかった人がほとんどなのかもしれません。
メディアに踊らされ、タバコに憧れ、辞めることも出来ずにニコチン中毒になってしまった人たち。それが喫煙者です。
こういうのとか、創作入ってそうだけど全て事実なら可哀想。
マナーや常識が守れない人は喫煙者うんぬん以前の問題ですが、マナーを守っていても病原菌のように扱われる風潮はどうにかして欲しいなと思った話。
この記事はとても参考になりました。喫煙者も嫌がらせでタバコ吸っているわけではないので、親の敵のように叩くのはどうかご勘弁願いたい。
必要以上に嫌っても何も生まれませんし、喫煙者も非喫煙者もお互い嫌な思いをするだけです。
どうせそのうち淘汰される存在なので、「喫煙者って馬鹿だなー」くらいで留めておいてほしいものです。
それではっ!