保育園作れないの住民のせいにするのそろそろ止めませんか?
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保育園開園中止の問題について、追記したいと思います。
市川市で保育園開園が中止になったことで、先日こんな記事を書きました。
今度は調布でも開園延期になったそうで。そしてこんなタイトルの記事。
本文少しを引用します。
市は「市の住民への説明不足が原因」としているが、説明会では騒音などを懸念する住民の反対意見が相次いでいた。
(中略)
近くの70代男性は「保育園は必要と思うが、市は必要性を十分に説明せず、説明会も法人に任せきりだった」と市の対応を批判。市子ども政策課は「丁寧な説明が足りなかった。誠意を持って対応したい」と話した。
住民も市も、お互いに市の住民への説明不足を原因として説明しています。
なのになぜ「騒音懸念の声」だけクローズアップされるのでしょうか。今後更に情報が出てくるのかもしれませんし、現状では詳細はわかりませんが「道路が狭く安全が確保できない」など市川の件と同じような問題が起きているようです。
「市の説明不足」を「騒音問題」と書くのが流行ってるのでしょうか。
このニュースの前に、あるブログで書かれた記事ですが、
本件において危惧しているのは、『騒音問題によって保育園を設置できなかった』ということが事例化されてしまうことです。
細かく中身を見ていくと、その他の要素も多く含んでいる問題なので、その一部分を抜き取って、便利に利用されてしまう可能性があります。
まさにこの通りの様相を呈しているような気がします。
調布の開園延期についての補足
まず第一に、市川市の件よりも前の出来事です。市川市は今年4月開園予定の話でしたが、調布は去年11月の出来事です。
タイトルで「また」と書くのであれば、それは市川市の方になります。
そして調布の場合は開園延期になっただけで中止ではないということ。
調布市のこども政策課に問い合わせたところ、現在話し合い中のため場所の開示は差し控えさせていただきますということでした。今後も話し合いを続けられるようです。
是非とも保育園建設に向けて尽力していただきたいです。
住民が批判するから中止するのか
公共事業などでは、反対意見があっても賛成が得られるまで何としても作ろうと行政は努力しますよね。高速道路にしても基地や発電所にしても、何度でも粘り強く説明会を行い、周辺住民を説得して回ります。そして反対多数だった意見がいつの間にか建設ということになってたりします。
なぜ保育園は「住民が反対するから」で中止するのでしょうか。本気で保育園を作る気があるのかと問いたいです。
市川市の件で考察されているこちらの記事。一部引用させて頂きます。
他にも、保育園の屋上に砂場を作ろうとして周辺住民とトラブルに発展したというデザイナーが暴走しているようなケースや、突然保育園の建設を始め「工事の妨害をしたら法的手段を取る」と周辺住民に脅すような文面を建築業者が送りつけて非常識な対応をするケースなど、どう考えても事業者側に問題がある事例も報じられている。保育園に税金が投じられている以上、当然これらのトラブルは全て国や自治体にも責任がある。
保育園の騒音トラブルは必ず発生する。~千葉県市川市の開園中止は反面教師である~(中嶋よしふみ) - 個人 - Yahoo!ニュース
市川市の待機児童は373人(2015年)。調布市の待機児童は296人(同年)。
こどもの声が煩くても煩くなくても、結局保育園は足りてないんです。粘り強く交渉して妥協案を見つけて、改善していかなければならない問題です。
行政がもっと介入出来ないものなのか
保育園建設にあたっては、どこでもトラブルが起こる可能性を考慮して現地住民の理解を得ていく努力が必要だと思います。今回の件で言えば市川の例でも調布でのことに関しても、住民は「説明不足」だと主張している声も聞こえます。
行政の関わり方をもう少しなんとか出来ないのでしょうか。
報道は「こどもの声が煩い」と住民が反対したように報じて、どちらかのタレント様からは「保育園落ちた日本死ね」の人は何も言わないの?なんて意見も聞こえてきたり。ネットでは反対住民に対しての批判の声も多いようです。
周辺住民対子育て世帯の構図にな ぜ か 流れている気がしますが、住民同士言い争ってても何も解決しないでしょう。
行政にもっと頑張って欲しいんだよって言いたいです。
それではっ!
▼参考リンク
保育園開園断念のニュースを読み比べてみた - カトゆー家断絶