防犯のつもりが泥棒を呼ぶことに!?WEBカメラの危険性について
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アドミン設定のまま放置されているWEBカメラについて話題になっているようです。
WEBカメラが誕生して以来抱えている問題ではありますが、Insecamというサイトが話題になっています。誰でもインターネット上のネットワークカメラを覗き放題ということで、お祭り騒ぎの様子。
▼こちらが問題のサイト ※アクセスは自己責任でお願いします。
Watch live surveillance online IP cameras in Japan
この問題は以前2014年頃にも、インターネット用セキュリティ関連会社であるトレンドマイクロブログでも言及しています。
インターネットからアクセスできるように機器を運用することは、それ自体目的が達成されれば便利なものですが、同時にその存在を一般に公開しているということです。設定者の不注意が意図せぬ情報漏えいに直結してしまうことを認識すべきです。
米国と共に国別件数では 2位を占める状況です。これは、先進国である日本でネットワークカメラが普及しているということと同時に、利用者のセキュリティ意識の低さを表しているとも言えそうです。
WEBカメラは現在もそのまま
▲上記の画像の通り現在も公開されたままとなっています。
一番の問題点は、2014年頃に公開されていたWEBカメラは500台前後に対し、今回の騒ぎで確認されたWEBカメラの数は6,800台にものぼるということ。2年で10倍以上の普及率です。WEBカメラは従来の防犯カメラに比べ安価で設置や管理もしやすいことから爆発的に増えています。
アドミン設定(初期設定のままパスワードを掛けていない)カメラの多くは、セキュリティ意識の低いユーザーによって管理されているということ。上記サイトで閲覧できるものの多くは個人宅玄関、社員通用口、オフィス、駐車場、倉庫、コンビニ、ゲームセンター、託児スペース、個人商店、商店街、トイレということからもわかります。
GoogleMapが泥棒の道案内に利用される可能性も
ご丁寧なことに上記サイトや多くの「ネットワークカメラ画像無断公開サイト」ではGoogleMapのアドレスまでついています。防犯で設置したつもりのWEBカメラが、留守になる瞬間を世界中に公開しているということになります。そして自宅までのルート案内サービスををGooglemマップは提供してくれます。
以前は一式揃えるのに数万円していたWEBカメラですが、一万円以下で買えるものが多くなってきました。スマホのアプリで簡単に設定、管理が出来るようになってきたこともあり益々普及していくものと思われます。
設置する際はパスワードは必ず簡単に予測できないものに変更しましょう。間違った知識でWEBカメラを設置すると、思わぬ来客を呼ぶことになるのかもしれません。
でわっ!