プロブロガーのテロ行為という風潮について違和感しか覚えない

※はてな関連の記事です。 ご指摘頂きタイトル修正しました
先日、とあるエントリを読んで、ずっとモヤモヤしてたものが、やっと腑に落ちたので書き留めておきたい。
例えばあなたがGoogleでアーティストを検索したとしよう。出てくるサイトが全部プロブロガーのエセ紹介サイトで、ファンを語りながら名前間違ってたり曲の紹介がファンからしたら噴飯もののクソ紹介になってる物ばかりだったらどう思うだろうか?
アーティストだけじゃない、ビジネスネタでも家庭のネタでも何検索しても出てくるのはプロブロガー、アフィリエイターのインチキクズ記事ばかりだったらどうだろうか?
インターネットはゴミばかりで全く使えない!もう二度と使わん!!
こうなっちゃうよね。
たぶん、音楽系まとめ記事に対して怒りを覚えるところがあったのだと思う。
最近、あるブログでHIPHOP系音楽のまとめ記事が上がり、それに異を唱える記事、各々の好きな音楽をリスト化した記事がブームとなった。このブログでもまとめ記事を書き、その後にも5回ほど言及記事を頂いた。その一連の記事は以下の通り。
- HIP-HOP初心者が聞くべき日本語ラップ25選【おすすめJ-RAPまとめ】 - みやちまん.com
- 久々に頭にきたぜ。何が『初心者が聞くべきHIPHOP25選』だ!トロい選曲しとんな!ボケ! - UNDERGROUND FLAVOR
- 初心者が聴くべきHIPHOP25曲のそれじゃない感が半端ない - Enter101
- 最近の流れに乗っかりつつ、全然関係ない「最近個人的によく聞いてる日本語RAP25選」 - だかひーのくらしー。
- アニオタとラッパーは似ている何故なら共通してモテナイから・・・・・・・。そういうこと言う奴が古いラップを紹介する。 - ねここねの思考手記 サブカルミラクルの章
- Youtubeで聞ける日本語ラップおすすめ25曲あげてみた - 廿TT
- ラップに抵抗感があった僕が初心者におすすめしたい日本のHIPHOP25選 - ぼんやりとした
- 日本語ラップを25トラックあげてく流れに拙速でノッてくぜ! - in between days
他にも、直接リンクが貼ってないエア言及や、他ジャンルの音楽となると、かなりの数の音楽系まとめ記事がホットエントリーに上がっていたように思う。
では、これらはダメな記事なのか。
迷惑だという人もいれば、参考になった、楽しかったという人もいるだろう。実際、僕も言及先で、懐かしい音楽に出会えて嬉しかったし、その記事を読めたことに感謝している。言及頂いた方々にはこの場を借りてお礼を言いたい。本当にありがとうございました。
話を戻そう。
id:xevra氏については、冷静に物事を判断し、悪いもの*3には、徹底的に叩き潰すコメントを残すことで有名なので、参考にしている方も多い。
そういう意味では、ブックマーカーはインターネットを有意義なものにし、信頼できる情報の取捨選択の判断基準となり得る、ありがたい存在だと思う。
その方が書いた記事なので、真剣に読んだ。
金儲けのために読者を騙したりする偏向記事や、インチキクズ記事をばら撒くことに不満を覚えないわけではない。そういう紛い物はインターネットから排除されるべきだと思う。
しかし、プロブロガーをテロ行為を行うサイバーテロリストと見立てるには、多少無理があるように感じたので、その点について書いていきたいと思う。
記事の発端はxevra氏によるものだが、ここで扱う内容は、「はてなブログ」で稼ぐことは悪なのかについて考えていきたい。
ブログで稼ぐ人が増えたのは全部Googleのせい
もちろん、そういうプロブロガーに検索の上位を取られてしまうGoogleにも問題はあるのだろう。しかし、プロブロガーの異常な金に対する執着はGoogleのいろんなフィルタを巧妙にすり抜けるのだ。だからGoogle頑張れと言うだけでは危機は回避できない。
まず最初に言っておきたいのは、すべてGoogleのせい、である。
多くのブロガーが最初の収益化として利用するGoogleアドセンスという収益化プログラムが始まったのは、2003年のこと。これが、個人ブロガーでもお金が稼げる可能性が出てきたということで、インターネットユーザーたちは次々とブログを立ち上げ始めた。

これは、総務省が調べたデータ。2003年12月にGoogleアドセンスが始まったことからブログが増加していることは、グラフから見てもわかると思う。お金儲けに躍起になっているブログが乱立したのは、Googleが招いた結果であるとしか言えない。
ですが、BingではGoogleで上位表示されている無料ブログがほとんどヒットしません。また、まとめ系サイトも少ないです。無料ブログが全体的に弱い印象を受けます。
ブログを排除したいのであれば、Bingを使うしかないじゃない。
株式会社はてなはブロガーを求めている
はてなブログにも、そういうネットで稼ぐといった収益化を求めるブログは乱立している。むしろ、マネタイズを意識して、はてなブログで始めるブロガーが多いと言ってもいい。はてなブログの優位性は次の通り。
そして、これははてなが望んでいる姿でもある。はてなのIR資料を参照したい。
株式会社はてなは、自社サービスにブロガーを誘致することで、価値のあるコンテンツを増やし、企業価値を高めようとしている。
現在は「ソーシャルブックマークのはてな」から、「価値あるコンテンツ群のはてな」に生まれ変わる過渡期になる。ブックマークだけでは儲からない。はてなブログが成長することで、ハテナは、あと10年は戦える。
ホットエントリーがはてなブログで溢れ返っても、片っ端から叩き潰すのは、はてなサービスを衰退させるだけにほかならない。
ブロガーはサイバーテロなのか
ブログでお金を稼ぐことは、悪いことではない。
だからブログで稼ぐことは正しいといっても、不当な手段でホットエントリーや検索上位を奪い取る輩は淘汰されるべきだと思う。でもそれは、ホットエントリーに上がってくるブログを片っ端から叩くことじゃない。
「絶対に許すな!」と手斧*4を抱えて押し寄せても、批判も炎上も気にしないような、お金儲け至上主義のプロブロガーしか残らない。
なぜ互助会*5がホットエントリーに上がってくるのか。
それは互助会をするからではない。互助会をする人が辞めても、新しく互助会を始める人が、代わりにホットエントリーに入るだけでしかない。
増加するブロガーの数に対して、ブックマーカーが圧倒的に足りていないせいとしか言えない。
「僕もブログ読みますから、僕のブログも読んでくださいね。」という互助会活動であれば、せいぜい30ブクマくらいにしかならない。
読まずにブクマみたいなことをすればその限りではないけど、不審なものについては、はてなもBAN*6をしている様子だから、これからもはてなの頑張りに期待したい。
はてなブックマーク - はてなブックマークを利用停止になった。 - 俺は生きてて死ぬほど楽しい
面白い記事に100ブクマ、200ブクマが乱立するようになれば、互助会は自然と淘汰されてしまう。でも、ブロガーもブックマーカーも増えていかなければ、はてなはどんどんオワコン化してしまう。
このままPVや収益を求めるはてなブロガーが叩かれる風潮になることで、辞めていく人が出ないか心配になったので、言いたいことを書いておこうと思う。
批判に晒されても辞めないでほしい
はてなブロガーは「互助会だ!」「SEO対策だ!」「アフィリエイトだ!」と叫ぶブックマーカーが押し寄せても、どうかブログを辞めないでほしい。
本当にお金を稼ぎたいだけで、人の心を持たないようなプロブロガーは気にもしないと思うけど、本当に面白い記事を書いたり、タメになる記事を書くブロガーがそうやって退場していくのを今まで何度も見てきた。
ブログに飽きて辞めるのは勝手だけど、こういう"犠牲者"は一人でも減って欲しいと思う。
ホットエントリーに載ることに嫌気がさして、自らはてなブックマークを外してしまう人も多い。ブログには、アンチのコメントの何倍も、物を言わないファンがいることを忘れないでほしい。
ブックマーカーは、おもしろいと思った記事をブックマークし、つまらない記事は無視することしかできない。批判しても、罵倒しても、気にしない人は気にしない。批判コメントを「被リンク*7ありがとうございます。」とほくそ笑んでいる。
叩かれて辞めていくのは、「読者の気持ちを考えているブロガー」だけかもしれない。
はてなから人気ブロガーが出てほしい
最初から、読み応えのある中身の濃い記事を書ける人はいない。
今人気ブロガーと言われている人も、最初はただの日記だったりする。
「薄い記事」「読む価値もない」と馬鹿にされても、諦めないでほしい。そして、次はどうやったら読んで貰えるか、どうやったら納得して貰えるかを真剣に考えて、悩んでほしい。
そうやって面白みのない記事を書き続けて、徐々に人の心をつかむ記事が書けるようになってくる。
だから、最初の動機はお金稼ぎでも、承認欲求でもなんでも構わないから、はてなでブログを始める人はどんどん増えてほしい。そして人気ブロガーになってほしいと思う。
ブックマーカーはその芽をつぶさないでほしい。踏みつけて枯れないのは、雑草だけだよって言いたい。
お金稼ぎのプロブロガーを駆逐するには、良いブログを書くブロガーを育てて、価値のある記事でホットエントリーを埋め尽くすしかない。
▼辞めていったブログの話。
炎上や擁護や批判やエア言及のあれこれで感じた伝える文章のむずかしさ

※はてな向けの記事です。
文章を書くのって、本当に難しいですよね。
書く人は読む人が何を捉え、どう思うかを常に考えて書かなくてはいけません。
ブログの場合、仲がいい人に向けて書いたつもりの記事であっても、世界中の人がその記事を読む可能性があります。
ここ最近、はてなブロガー界隈で文章の書き方について考えさせられるような、ちょっとしたボヤが起こっているようです。自転車での飲酒運転でブログ炎上から始まった今回の騒動。
それぞれの記事のコメントを読むと、流れが良くわかっていない人も見受けられました。「何ソレ?どういうこと?」という方もいると思いますので、最初から振り返ってみたいと思います。
関連する記事数も多いので、順を追って並べてみました。
自転車での飲酒運転疑惑から炎上したあとの流れ
最初に、自転車の飲酒運転をしていたと思われる記事がブログにアップされる(魚拓)
それを擁護する内容と思われる記事が別のブログに掲載される(id:konayuki358さん)
id:konayuki358さんの記事に対する猛烈な批判記事が別のブログに掲載される(id:hrktksmさん)
id:konayuki358さんと交流のあるid:gustave_buzzさんがid:hrktksmさん批判の仕方について、批判するエア言及*1
id:hrktksmさんがid:gustave_buzzさんに対するアンサー記事を掲載←いまここ
この話題に関する他ブログでの反応
要点と思われる箇所を引用します。
お追従ブックマークも結構だけど、ダメそうならちゃんと諌めようよ、というお話 - 日毎に敵と懶惰に戦う
お仲間ブックマークも結構ですが、お追従するだけでなく、ダメそうならちゃんと諌めてあげてください。いきなりブログの死を迎えるような悲劇は起こさないで欲しい、そう思います。
(元となったブログとコメントに対して言及している記事)
“いいひと”だって燃えるときは燃える - あざなえるなわのごとし
ブログの記事を公開すればそれなりの「文責」だって発生する。
この場合の「文責」というのは、自分が望んで公開した記事に関して問題があればその火の粉は降りかかってくるということですよ。(id:konayuki358さんに対して意見を述べる記事)
【雑記】個人が特定される【ブログ】というものに関しての考え方。 - ErikoIto.blog
インターネット上に発信することが、スマホの普及とともにお手軽になってるからこそ【発信したものへの責任】が軽く捉えられてはいないかと...
(id:gustave_buzzさんについて言及していると思われる記事)
言及と思われる記事が多かったので、ユーザーIDを補完させていただきました。もし間違っていたら申し訳ありません。間違いなどあれば、コメントまたはツイッターにご連絡いただけましたら修正させて頂きます。
どの記事の主張も正しいと思います。
言いたいことを伝える文章の難しさ
自転車での飲酒運転行為は論外として、今回の件は「擁護した」「擁護したつもりはない」と言い合っているようにも思えました。この記事にもバイアスが掛かっているかもしれないので、ぜひ元の記事を読んでみてください。
個人的には、渦中のブログは全て読んだことありますし、それなりにコメント頂いたり記事にコメントしたり、ツイッターで交流がある方もいます。ですが、たとえ交流があっても、おかしい内容や間違ったことについて、言及や批判をされるのは、むしろ健全なことだと思っています。
id:gustave_buzzさんが言うように、影響力のあるブロガーが初心者のブログをきつく批判することは、愛が無いと言えば愛が無いのかもしれません。
ですが、批判から学ぶこともありますし、社会的に受け入れられないような記事を書けば、指摘されるのがインターネットの世界ではないでしょうか。
インターネットに自分の意見を公開するということが、取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があるという自覚を持ってブログを書く必要があると思います。初心者だからというのは、免罪符にはできません。
ひとつ前の記事で、新参のブロガーをやみくもに叩くのは良くないというようなことを書きましたが、今回のように社会的に間違ったことを主張していると捉えられるような記事であれば、批判されて然るべきだと思います。
一連の流れで一番気になったのは、それぞれいくつかの言及記事が何度もくり返し修正されていること。
書く人にそのつもりがなくても、読む人の受け取り方次第で批判の声が集まることもあります。
読んだ方がコメントを残したり言及したりすることもあるので、よく考えてから投稿するようにしたいと考えさせられた出来事でした。
それではっ!
▼こんな記事も書いてます
*1:リンクを貼らずに言及すること

