ゲーセンが鎮守府に。大人気の「艦これアーケード」はゲームセンターを救うのか
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「艦これアーケード」が大人気になってるようですね。
ブラウザ版の「艦これ」は以前プレイしていたものの(今でもたまに遊んでる)、PSVITAのゲームソフト「艦これ改」があまりにアレだったせいで、やっぱ艦これはブラウザで完成してたんじゃないか、と思ってたんですが、アーケード版は完成度も高く人気を博しているようです。
人気の割に設置台数が追い付いていないのか、「無制限台」なるものも問題になりました。
無制限プレイとは、連続でプレイすることができる席。後ろに並んでても譲る必要はないという席ですが、モラルやマナーとして、譲るべきではないかということで賛否が分かれています。
そういう席なんだし、無制限でもいいんじゃないかと思いますが、遊びたい人の気持ちもわからないでもない。とりあえず、そういう苦情はお店に言うべき。
生産が追い付かない状況に
2016年4月26日にサービス開始した「艦これアーケード」ですが、5月入荷の分の延期が確定しているようですね。延期の理由としては、カードの生産が追い付かないからだそうです。
マジか!【悲報】艦これアーケード 5月増台分 納品延期確定#艦これアーケード
— PORT24(ポート24) (@port24ho) 2016年5月11日
提督の皆様、及びゲーセン関係者にとっては、非常に残念なお知らせです・・・
どうやら今回の原因は、カードにあるようで、カードの生産が追いつかないらしく、納品が遅れるとのお話です。
今回のゲームは、カードがない状態で筐体があっても、ただのハコ
ですので、仕方ないですね。
(追記あり)緊急寄稿!【悲報】艦これアーケード 5月納品分 延期確定 | ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター
生産数が最初から少なかったのか、予想以上の人気なのか、どちらにしても心待ちにしている人にとっては残念なニュースですね。
カードはオークションの人気商品
「艦これアーケード」で排出されるカードは、現在オークションで高値で取引されているようです。レアなカードほど高値が付くのはもちろんなのですが、驚くのはその金額。一枚当たり数万円で取引されることも少なくない様子。規約的にはどうなんだろうか。
艦これアーケードはゲームセンターを救うのか
初日から話題になった艦これアーケード。
熱狂的ファンが多いことで知られる『艦これ』がゲームセンターに登場したということで、初日から大盛り上がり。ツイッターでは、
「すごい!平日の真昼間なのに艦これアーケードに行列できてる!カオス!」
「いや艦これアーケード待機列いくらなんでも長すぎやろ遅刻するわこんなん」
「艦これアーケード並んでる人数が20人ぐらいいるのを見た時点で あっ てなった」と、初日から行列ができるほどの大盛況となっているようだ。
これに対して、下記ののゲームセンターのブログでは、供給が追い付いていない現状が、結果的に淘汰が進むことにも繋がりかねない状況だと危惧しています。
格ゲーブームの時には、沢山のゲームメーカーが存在しており、対戦格闘ゲームというのをそれこそ有象無象といえるほど生み出したわけです。
スト2を皮切りにして、餓狼伝説やKOFなど異なるメーカーが次々と同じジャンルのゲームを発売することで、ゲーセンに選択権もあったし、代替策もあったわけです。
スト2買えなかったから、餓狼伝説を買うとかそういった具合ですね。
今回の「艦これアーケード」がこれだけの人気となっても、正直ゲーセンから考えると、購入しなかったら代替作品もないので、購入しない場合にリカバリーする方法がないのがキツイ所です。艦これアーケード、ゲームセンターの救世主に?ゲーセン側からの考察 | ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター
格闘ゲームブーム並に盛り上がればいいですが、艦これアーケードのみで終わってしまうと厳しいでしょうね。
RMTのようなカード売買
ただ少し気になるのは、オークションで取引されているカード売買について。
以前からソーシャルゲームやオンラインゲームのアイテムの売買については、違法性を考えた場合、アイテムはレンタルなのか、所有物なのかということで議論されることはありました。
この点アーケードゲームで排出されるカードは実在するものであり、アイテムの現物化に等しいカードが現実で売買されるとなるとRMT(リアルマネートレード)が成り立ってしまいます。
艦これ自体はこども向けというよりも、むしろ大人がターゲットになっているアーケードゲームであり、カードが現金化されるとなると、投資した金額よりも価値のあるカードが出現した場合に換金(オークションで売却など)することで、パチンコのようなギャンブル性も生み出してしまうのではないかと思います。
今までのトレーディングカードゲームであっても、レアカードはカードショップなどで買取、販売されていましたが、オークションなど個人売買の普及やパチンコ産業の衰退に加えてアーケードゲームブームが到来すると、それで稼ごうとする人たちも出てくるのでは、というのは考え過ぎでしょうか。
排出カードがプレミア的な価格で売買されるほど人気のアーケードゲーム。もし一過性のものでなければ、ゲームセンター業界を救うほどの流行を作り出すのかもしれません。
これだけ話題になってたらちょっと気になるけど、設置店が家から遠いのが悲しい。そのうち遊びたいと思います。
それではっ!