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朱に交われば赤くなる

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ブロガー向けの記事です。というよりはブログのマネタイズについて思ったことを書いていきます。雑感ですね。

 

「本気でブログで稼ぐ」と考えている人を間違っているというつもりはありません。ぼくはブログで特に稼いでいるわけでもないですし、これからもブログで生活するということは考えていませんが、「お金を稼ぐのが目的」といってもそれはそれでひとつの考え方だと思っています。

 

ブログで生活するということまでは考えていなくても、ブログでお小遣いを得たい、副収入になればいいと思ってブログを書いている人も多いのではないでしょうか。

実際、GoogleアドセンスAmazonアソシエイト楽天アフィリエイトも貼っていないというブログを探す方が難しいくらいですから。

 

実際問題としてブログから収益を得るためにはアクセス数と知名度を上げる必要があり、こうしたブログ運営のノウハウのようなものは「出来る人から学ぶ」ということ自体、間違ったことではありません。

ただし、教わる相手を間違えると成長どころか間違った方向に進むこともあるように思います。

今回は、そういう話を書きたいと思います。

 

昔読んだブログの魅力が無くなっていた

自由になったサル」というブログをご存じでしょうか。元プロブロガーのイケダハヤトさんの元で仕事を請け負いながら生計を立てている、イケハヤ書生1号と言われる矢野大地さんが運営されているブログです。

 

運営を開始して1年を迎えたブログですが、アクセス数と収益を報告する記事がありました。

ブログを始めて、1年が経ってみて思うことを数値で示すよ : 自由になったサル

1年間で1,182,549ページビュー。ブログで得た収益は117,415円。

1年目のブログとしてアクセス数が多いか少ないかで言えば、多い方ではないでしょうか。もちろんプロブロガーとして生計を立てるのはとても無理な数字ですが、ブロガー全体で考えると1年間の累計としてこの数字を出せる人の方が割合としては少ないでしょう。

しかし、プロブロガーの元で1年学んだ書生第一号ということで、実績がしょぼすぎるという声も多く出ていたようです。実際プロブロガーとしてやっていくには少なすぎる数字なのでしょうがないのかもしれません。ですが、最初はとてもいいスタートを切ったブログでした。

 

開始1か月半の運営報告記事がこちら。

yanodaichi.blog.jp

最初の1ヵ月半でこの数字です。32万PVとかバケモノか!?っていう勢いですよね。でも実際、数字に見合うだけの記事を書いていたんです。彼のブログで特大バズを起こした記事を紹介したいと思います。

 

 小学校から教員目指してて、教育実習行ってから教員になるのやめた理由 : 自由になったサル

東日本大震災以降、地域のコミュニティに対する意識変化は著しいと思います。忘れかけていた大事なことを思い出したようにも思います。コミュニケーションの方法もITが進むことで変化しています。それがうまく使えるような「新しい教育」を考えていきたいです。

今の教育現場における問題点について考えさせられる記事です。この記事はFacebookで1万以上の「いいね」がついたバズとなりました。現在までの累計では30万PVを超えているそうです。

Hagexさんが読めば赤ペンが無数に入りそうですが、少なくともテーマとしては読者の心をがっちり鷲掴みにするエッセイでした。

 

他にも、ブログ初期の書かれたものの中には魅力的な記事が沢山あります。またブログを書く一方で、高知に貢献するような活動も当初はされていたようです。

高知の荒地でシャクヤクを600本咲かせ、限界集落を憩い集落に(矢野大地) - READYFOR (レディーフォー)

限界集落”ではなく“憩い集落”へ

今は耕作放棄地であふれている土地でも、土地を整え、シャクヤクを植えることで、地元の方々、そしてもっとたくさんの方々の笑顔を生むことが出来るのでは無いでしょうか。たくさんの方が憩えるそんな土地にしていきたいのです。

そんな要素が繋がった時、この土地は“限界集落”ではなく、“憩い集落”となるのです。そのためには皆様のお力が必要です!一緒に限界集落を憩い集落に変身させましょう!

素晴らしいですよね。600本のシャクヤクを植えたいという想いでクラウドファンディングで100万を調達できる学生なんてそうそう居るものではないでしょう。

矢野大地さんの本来持っている行動力は「イケハヤ書生は全然ダメ」と揶揄されるようなものでもないと思うのです。

 

もうダメだと思った記事

その「自由になったサル」に掲載された記事をひとつ紹介したいと思います。この記事を読んでもうダメだなって思いました。

匿名掲示板でdisられることを嬉しそうに報告する記事。 

f:id:tsurare01:20160404062508j:plain

出典:ブログをしてたらdisられるのは一つの指標? : 自由になったサル

まあ、脳が正常に働いている人ならなにが正しいのかはわかるはずですね。笑


いや〜でも、なんだか清々しい気持ちなんですよね。こうしてdisられること。

ブログを始めて、最初のころ、自分に対しての反論や反発的な意見をいただくのが怖くて、発信するのが怖いなと思っていた時期がありました。

でも、自分は自分だし、後ろめたいことはなにもしていないので、むしろ発信して反発をもらったほうがいい気づきになるなと思ってからは全然なんともおもわなくなりましたし、こうしてdisる人の発想力の素晴らしさにただただ感動しています。笑

 1年でこうも変わるのかと正直驚きました。昔ならまだ正常に判断できたのかもしれませんね。昔は良い記事を書いていたのに、どうしてこうなってしまったんだろう。

 

しかもこの記事に対して師匠は絶賛していました。いや、昔の記事の方が絶対おもしろかったと思うよ。

 

本人もこういったツイートを投下。

 

記事は「笑笑」増量120%で盛大に煽るような内容なのに、全然燃えていない結果に。師匠も一緒に記事を書いて何度もツイートして燃料投下してるんですが、全く燃える気配もなく見てて可哀想になるレベル。

彼は煽り芸は向いていないと思うので辞めておいた方が良いんじゃないだろうか。

disりたい人は今後もどんどんdisってくれればいいと思っています。disられるってことはそれだけ注目される存在になってきているってことですからね!いろんな行動にも責任持って取り組むことができるので。

注目される存在だからdisられるワケではありません。一流のライターで殆どdisられていない方って沢山居ます。矢野大地さんにしても、最初に32万PV出してた時だって殆どアンチなんて居なかったんじゃないでしょうか。

悪い注目が集まらない限り少なくともスレに名前が出るほどのことにはなりませんよ。たぶん。

 

なぜこんなに批判されるようになったのか

原因として考えられるのはブロガー合宿の影響もあるのではないかと。以前、矢野大地さんは泊まりがけのブログ塾のようなものを開催しているんですね。

詳細引用します。

【満員御礼】だいちハウスでブロガーによる、ブロガーのための合宿を開催するよ! : 自由になったサル

開催概要

開催期間:2016年3月1日〜8日(7泊8日)

会場:だいちハウス(矢野大地の家)    
   高知県長岡郡本山町北山乙301

受講料:100,000円(食費、保険、高知県内での交通費込み)
    →学割は85,000円と設定させてもらいました。

定員:6名(男子3名、女子3名)

参加対象者:ブログ初心者の方(ブログを始めていなくて始めたい方も可)

 

このブロガー合宿は大盛況で、満足する結果に終わったそうです。それから1カ月が経って参加者のブログがどうなっているのか見に行ってみました。

 

その合宿に参加された方のブログがこちら。

ブログを初めて1ヶ月目のブログ運営報告をセキララにつづってみたよ : 旅する百姓 えんたく

1ヶ月目のアクセス数は4805PV。ブログ収益は504円。

 

モラトリアム女子

本日確認した時点で累計アクセス数は4736PV。アフィリエイトはまだやっていないようです。

 

歩き出した金魚 金魚鉢の外へ

更新停止かもしれない。最終記事は3月13日。全7記事。

 

LOCAL-CITY BOY

更新停止中かな。全3記事。

 

鼻のしたより花のした

こちらもPV報告はなし。更新少なめ。

 

既婚・学生ブログ

ブログ引退されたそうです。

 

10万円で合宿行って1カ月後の成果ということで考えると、なんとも言えません。 

「○○大学への合格者○名!!」と掲げる学習塾や進学塾にしても、「○カ月で資格が取れる!」と謳う資格セミナーにしても、その後の成果が重要であり生徒がどう変わったのかという結果が大切だと思いますが、いかがでしょうか。

「開催できた」で満足していては、参加者が一番可哀想だなって。

 

僕が1週間にわたるブログ合宿を開いた、たった一つの理由 

僕は今回、一週間にわたる合宿を行い、一つの結果を作りました。

そして、今回の合宿はしっかりとニーズがあり、今後も続けてやっていくことのできるものだということがわかりました。

これは素晴らしいことで、こんな田舎でもネット環境と繋がりさえあればこうした仕事もできるということなのです。

とても満足そうな報告をされていますが、何の結果も成果も出ていないように思います。お金を生み出したこと以外は。

4人の講師(イケダハヤトさんやヒビノケイコさん、ヨスさん、八木仁平さん)へどういう分配で受講料が配られたのかは外からではわかりませんが、高知の田舎で8日間で10万円という価格設定は、それなりに利益が出たのではないかと予想してます。

 

ちなみにこのときに行われた対談の内容も、書生2号のサトモトヒロノリさんがランサーズで格安で書き起こしを依頼し、後日noteで販売されるということで楽しみに報告を待っています。

しっかりと利益を出そうとする姿勢は流石かと。

 

ビジネスモデルや手法は感染する

矢野大地さんのブログは、決して人に教えるほどのアクセス数を稼いでいるブログではありませんが、こうした「教えることで収益を得る」というビジネスモデルを上手く学んでいるようです。

こういう手法って良くても悪くても、結果さえ出れば伝染するんですよね。


「稼ぐ」が目的であれば、より「稼げる」方法にシフトしていくのは理解できますが、それが値段相応の価値を提供していない場合、批判に晒されることとなります。お金を取ること自体が金臭いと批判されているわけではないと思うんですよね。

 

先日は梅木雄平さんが編集塾の需要がありそうだということでブログ塾を始めようとしたら彼ながらすごい決断をして開始する前に撤退するというような出来事もありましたが、こういう「中身を伴わなくても稼げる」手法だけが伝染していくと、魅力的なブログも面白くなくなってしまうんだなと感じさせられた出来事でした。

「自由になったサル」は、特におもしろいなって思って読んでただけにとても残念です。

 

誰から学ぶべきか、良く考えた方がいいですよ。ほんと。

クレームの嵐も起こりませんが、家畜扱いされた人は可哀想だなって。

 

ヨッピーさんが去年のようにWEBライター塾を開催してくれるなら参加したいと思いますけど。48,000円でも安いと思います。つまりそういうことではないでしょうか。

それではっ!