パソコンにコーヒーをこぼした。絶望しながら電源ボタンを押した話
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やってしまった。パソコンにドバババーーってコーヒーぶちまけてしまった。
完全にPCぶっ壊れた。どうしよう…。
今回は、パソコンが壊れてから、データを復旧するまでのことをありのまま書きたいと思います。パソコンに飲み物こぼすことってパソコントラブルの中では結構多いほうですよね。
気をつけていてもペットがコップを倒してしまったり、なんて方も多いかもしれません。
できれば避けたいトラブルですが、万が一は突然やってくるもの。明日は同じことがあなたにも起こるかもしれません。恐ろしい恐ろしい。
実際にさっきコーヒーこぼしてパソコンが壊れてしまったので、改めてパソコンが壊れたときにどうすればいいのかまとめたいと思います。
お急ぎの方は「もし飲み物をパソコンにこぼしたら」からご覧ください。
パソコンが壊れてしまってこの記事をご覧になった方の参考になれば幸いです。
パソコンがぶっ壊れた話
やってしまった。パソコンに思いっきりドバババーってコーヒーぶちまけてしまった。
完全にPCぶっ壊れた。どうしよう。
正直、疲れていたのかもしれない。今までパソコンに飲み物をこぼすなんてことは一度もなかったし、こぼしたらどうなるかだってわかっていたつもりだった。絶望した。
ついさっきなみなみに注がれてたコーヒーカップは、空っぽで床に転がっていた。
ちょっと置いただけのつもりで、PCの上に不安定に置かれたコーヒーカップはあっけなく転がり2転3転しながら、壁や床、そしてパソコンにコーヒーを撒き散らしながら床に落ちた。
頭が真っ白になった。そしてモニターは真っ黒になった。
大事なデータはパソコンに保存されたままで、バックアップは取っていない。
そのうちバックアップを取ろうと思いながら既に半年が過ぎていた。
メインで使っていたPCはデスクトップ。Widowsマシンで一時期流行った自作PC。
通気口として本体上部にファンが付いていて、冷却性能はやや良好なものの完全にこれが仇になってしまった。
上部に冷却用に取り付けられたファンに注がれたコーヒーは、まるでスプリンクラーのように本体内部のパーツを蹂躙した。パソコン本体が沈黙したあと、電源ボタンを長押ししてはみたけれど、電源ボタンは機能せず、仕方なくコンセントを抜いた。
祈るような気持ちで側面のカバーを開けると、長年の間にこびり付いた埃とコーヒーの交わった甘い香りが漂っていた。とりあえず、急いでパーツを外す。
明らかに濡れているグラフィックカードを外し、HDDを外し、コーヒーが掛かっていないように見える残りのパーツの動作確認を行う。最低限の構成(マザーボード、メモリ、CPUのみ)に最低限の周辺機器(キーボード、モニター)を取り付け電源を入れる。
(※もし濡れていることが確認できたら絶対に電源を入れないでください)
返事がない。ただの屍のようだ―。
電源を切る。もちろん押しても切れないのでコンセントを抜いた。
ともかく外したHDDはなんとかしないと。データが戻らなければかなり困ったことになる。
ここで昔使っていたパソコンに接続することにした。
なんとも中二病感が漂うパソコン。電源を入れたらあらゆるパーツが青色に光る仕組みの電飾パーツが付いてる。DVDドライブからはIDEケーブルがぶら下がっていた。懐かしいけど、郷愁に浸っている場合じゃない。
なぜこんなパソコンの仕様なのか今となっては謎だけど、自作パーツで遊んでいた頃は好きだった気がする。5年以上前のパソコンだけど、この際仕方がない。スペックだけみれば、安物のノートPCよりは高性能のはず。これをメインに当分使っていくことにしようと思う。
電源を入れる。マザーボードの電池が切れていた。
UEFIなんていう粋な機能はない。BIOSの設定をした後、再度電源を入れる。
今度は問題なく起動した。忘れていたくらい放置されていたパソコンだったので正直不安だったけど、OSはWindows7Ultimateだった。これならなんとか使えそう。
とりあえず、先ほど外したHDDを繋げてみることに。
直接接続したら、ダメ!絶対!
(※もしハードディスクドライブが濡れて故障していた場合、接続したPCが壊れることがあります。)
外付けのHDDドライブケースを探して接続してみる。結構古いものが転がっていたけど問題なく認識した。
外付けになったハードディスクドライブから必要なデータを移しChromeにログインし直したら、なんとか元の状態に近いところまで回復した。
型の古いパーツだけどHDD以外はほぼ全滅だったので、今回の損害は5万円くらいにはなりそう。
特にグラフィックボードが壊れたのがきつい。これでゲームは当分ブラウザゲームしかできそうにない。する時間もあまりないのだけれど。
もし飲み物をパソコンにこぼしたら
ということで、なんとかまたブログを更新できるような状態になりましたが、万が一飲み物をパソコンにこぼしてしまった場合のことをまとめたいと思います。
①すぐに電源を切ります
ボタンを押しても切れない場合は、コンセントを抜きましょう。
ノートPCの場合は、バッテリーを外しましょう。
②分解してハードディスクを取り出します
デスクトップであれば、ドライバひとつでほぼ分解できます。
ノートの場合、無理そうであれば逆さにして完全に乾くまで2~3日放置しましょう。
③本体が壊れても中のデータは生きています
まったく電源が入らなくなっても、ハードディスクさえ壊れていなければデータは残っている可能性があります。データを復旧するにしても、諦めるにしても処分する時は気をつけましょう。
データを自分で復旧したい場合
外付けのハードディスクケースがあれば自分で復旧できるかもしれません。USB接続のタイプのものを選んで、接続します。
外付けのドライブを使用することで、万が一ハードディスクがショートしていた場合でも、外付けのドライブが壊れるだけで本体が故障する可能性は極めて低いので必ず外付けのドライブで作業するようにしましょう。
自分で取り出せない場合は、近くの家電量販店で外してもらえるかもしれません。パソコンの処分で持ち込み、ハードディスクだけは持ち帰りたい旨を伝えてみてください。
こういう形状のものは差し込むだけなので使いやすいです。ハードディスクドライブは衝撃に弱いので、取り扱いには注意してください。
データの復旧を依頼したい場合
データ復旧業者に頼むとそれなりに費用が掛かります。ハードディスクが無事な場合は安く済む(数千円)こともありますが、足元を見て高額請求する悪徳業者も存在しますので、急いで出すよりは信頼できるところを探すようにしましょう。
日頃からデータのバックアップは忘れずに!
リスクと手間をいろいろ考えたら、ミラーリングのUSB接続タイプの外付けHDDが一番使い勝手が良さそうだと思いました。こんなやつ。
NASも壊れたら面倒だし、一台だとハードディスクそのものが逝った場合どうしようもないし。法人にはお勧めできないけど個人で使う分にはコスト的にも一番いいんじゃないかなと。この辺はまた、機会があれば書きたいと思います。
パソコンの前で飲み物は飲まないようにしましょう。当たり前だけど。
復旧は無事終了しましたが、とりあえず疲れました。皆さんもくれぐれもお気をつけて。
それではっ!