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社畜を辞めるならブラック企業に残業代請求をするべき

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本日もブラック企業に関するエントリを。

 

 

こちらは残業代請求をするべきだ理論

toyokeizai.net


こちらは残業代請求をしたらみんな幸せじゃなくなるよ理論

blogos.com

 

このことについて、ブラック企業社畜だったぼくから言及してみたいと思います。結論から先に言えば残業代請求した方がいいよって話。

 

Win-Winならぬ、Lose-Loseですね。言いたいことはわかります。残業代を請求されたら、残された社員が残業代を負担するから売上ノルマは更に過酷になり現場は阿鼻叫喚するというシナリオ。社員全員の人件費から退職者の残業代を支払ったら、残されて社員はさらに過酷な労働を強いられる説です。

 

人件費としての総額は決まっているから、支払えない。無理に支払うとしわ寄せは残された会社の社員に来るっていう話で、極論「無い袖は振れない」みたいなことを言ってるわけです。そして残業代を無理に払うと、みんなの基本給が下がると説いてますが、実際会社で働いていた立場からするとそんなことはないです

 

そもそも残業代を支払えないレベルのブラック企業であれば、社員は常に給料に対して不満を抱えています。ぼくが働いていた会社もボーナスはありましたが、赤字の年などはボーナスが下がることもありました。

 

 

残業代請求しても基本給は下がらない

でね、ボーナス下がったら会社辞める人が出てくるんです。ボーナスって年に2回のところが多いと思いますが、「今年は少なかったから来年増えるように頑張ろう」ではなくて、「これだけ酷使されたのにボーナスが下がるなんてなにごと!?」という方向性。

 

現場の従業員からすれば、それだけの長時間労働をしても成果が出せないのは会社としての経営力を疑うワケです。意味のない会議に、ワケの分からない施策。で、「あれもやってみよう、これもやってみよう」とあちこち手を出しても結果が出ないから赤字になる。

 

あれこれやってみても結果が出ないのは取り組み方の問題とか、事業の方向性とかで色々あるのでしょうが、現場の社員からすればそれは全て「経営力の無さ」として映るんです。配当をやめたら株価が暴落するように、ボーナスカットしたら従業員は逃げ出すんです。年に2回のボーナスですらその調子なので基本給を下げるなんてとんでもない話

 

 

 

基本給は削れない会社が打ち出す施策

ここで出番なのが非正規雇用です。「社員にやらせていた仕事を、非正規雇用契約社員やアルバイトに出来ないか」という方向性にシフトするんです。もしくは10人体制の部署を8人体制にするとか、部署を統合するとか、取りあえず今までやっていた仕事を少ない人数で回せないかという方向に傾いてくる。

 

それと並行して行われるのが役職の切り下げ。店長に任せていた仕事を副店長に、部長に任せていた仕事を副部長にというように仕事の内容をシフトしていく。繰り返すと仕事の内容と給料が釣り合わなくなってくるんですが、任された側としては「この仕事をやり切れば能力が認められ昇進出来る」と張り切るワケです。

 

人件費カットのしわ寄せと聞くとネガティブですが、業務内容の効率化と言うと正しいことしてる感が出ますよね。これが効率化し過ぎて深刻化してきてブラック企業が乱立してると、ぼくは考えています。耐えれなくなったところから潰れていきますが、むしろ早く淘汰されたほうがいいんじゃないでしょうか

 

 

 

残業代請求は再就職が難しくなる

残業代請求のデメリットとして、再就職がしにくくなる問題を挙げられますがそれはその通りです。同じ業種、同じ地域であれば再就職は難しいでしょう。法律的に正しくても、会社に敵対行為を働いたようなものです。雇いたいという人は減るでしょうが、そもそもそういう会社はブラックらしいところを持っています。

 

ブラック企業を辞めたのであれば、会社員という生き方に決別する覚悟で行きましょう。そもそも転職というのは繰り返せば繰り返すほどブラックになっていくものです。稀にホワイト企業に転職できる人も居ますが、転職成功率はよりブラックに進んだ方が高くなります

 

残業代請求をするくらいブラックな会社に流れ着いたのであれば、残業代を片手に事業を起こすなり、田舎に引っ越してのんびり働くなりした方がよっぽど有意です。あえてまた同じようなブラック企業で働くメリットは僕には思いつきません。

 

 

 

デメリットはメリット

リンクでは言及されていませんが、もうひとつデメリットとしてあげられるのが人間関係です。前の会社の友達が確実に減ります。会社の首を絞めるに等しい行為ですから、会社の友達は良い顔しません。同じ部署であれば来年、再来年の予算に響きますし「お前らは残業代請求するなよ。」という圧力に晒されます。前の会社の友人とはよほどいい関係でない限り、その後疎遠になるでしょう。

 

でもこれはメリットでもあります。会社の同じ従業員だったから友達だったのか、たまたま会社で出会っただけでお互い尊敬できる人間関係を築けたの分水嶺です。それどころか中には超絶ブラックな会社に一矢報いたってことで英雄視する人すら出てくるから面白いものです。

 

より良く生きていく上では人間関係も断捨離をする必要があります。親しい友達と疎遠になるのは悲しいことでもありますが、ブラック企業に洗脳されている人からは自ら疎遠になってくれた方が楽なので、会社に残業代請求をするデメリットどころはメリットになるぼくはと思います。

 

 

 

残業代請求で弁護士は儲からない

先のリンクでは潤うのは弁護士だけという話でしたが、実際のところ弁護士先生はそんなに儲からない案件らしいです。

aiben.hatenablog.com

そもそも請求額が少額なので、弁護士報酬を考えると割に合わないケースが多いでしょう。過払い金のようにTVCMなどで広く周知されるのであれば、もっとブラック企業が減少するか残業代請求されないように対策をすすめる会社も増えて来そうですが、現状ではそこまで周知されていないので、泣き寝入りしている社畜の方は多いと思います。

 

 

 

さいごに

残業代も払えない会社なら恐らく退職金も出ないでしょう。出ても微々たるもの。そんな会社に1年も5年も10年も時間を費やしたのなら残業代請求はどんどんするべきです。残された会社は大変ですが、しったこっちゃねーって話ですよ。そもそも経営モデルが旧時代的な仕組みなんです。

 

高度経済成長期ならそれでも利益が出たのかもしれませんが、今の時代では長時間労働で無理やり帳尻を合わせるやり方では利益は残せません。大体そういう会社はWindowsXPとか未だに使ってるでしょ。LANケーブル抜いて

 

残業代すら支払えない会社って、どこか要領が悪いんですよ。顧客リストすらデータベース化出来てなかったり、店頭POPすらパソコン苦手な現場従業員に任せていたり、同じところに何度もポスティング行ったり。現場従業員に負担を強いる前に経営モデルから見直してください

 

残業代請求が出来るのは遡って2年までです。それ以上に搾取されているのであれば、とっとと残業代請求して退職した方がいいですよ

 

残業代請求のやり方についてはまた後日まとめるかも。

でわっ!